不器用が効果的?
今はこんなふうに、インターネットで恋愛テクニックや恋愛心情を
パターン化して、その動向までまとめてあったりしますよね。
もともと恋愛上手な人もいれば、そういう情報を駆使して学びながら
素敵な演出をして恋愛を楽しんでいる人もたくさんいると思います。
私も、わずかながら胸に込み上げるようなサプライズをしてもらった
ことがありますが、それよりも「ずるいなぁ」と思いつつ心惹かれた
経験がありました。
その彼は、不器用だったんです。
3ヶ月だけ同じ職場で働いていた彼。
当時は、付き合ってるの?と言われるほど仲が良かったのですが、
実際はなにもないまま。そして、3ヶ月の契約が終了した夜。
彼から電話がありました。
「すみません。人をあまり好きになったことがないんでよくわから
ないんですけど、契約終了かと思ったら居ても立ってもいられなくて
思わず受話器を取ったんです。これが好きっていうことなのかなと
思って。」
そう言われました。それまでも、何度か電話をする仲ではあったの
ですが、その日は、彼の様子がどうもおかしかったんです。
会話が続いているようで続いてなくて、どこか上の空でだなぁと
思っていた矢先の告白だったので驚きました。
でも、この時代に、こんなふうに不器用なまま言葉をつむぐ人って
まだいるんだなぁって思ったし、嬉しかったんですよね。
どんなロマンティックな演出やサプライズよりも、彼が作っていた
その浮遊感や言葉って忘れないものです。
好きな人に、付き合うキッカケやプロポーズをしようと、いろんな演出
やタイミングに頭を悩ませる人がいるかもしれませんが、不器用な
そのキモチのまま相手に伝えた方が、ずっと心に残る演出になるかも
しれませんよ。